日記目次
2004年9月4日(土)
駅前にて。
若いお母さんが、学齢前らしい男の子を相手に、涙ながらに激怒り中。
「ママはねえ、ただでさえ若いってだけで、他のお母
さんたちから白い眼で見られてるんだよっ!? それなのに、どうしてケンちゃ
ん、ママの気持ちを分かってくれないのっ!?」
そりゃ分からないよ。っていうか何やっちゃったのだ、ケンちゃん?
過激なだけのホラーはもういらない!
破壊的想像力が上っ面の恐怖を焼き払う
藤木稟・『眠れない夜のための短編集』(新潮社)の
帯につけられたコピーなんだが――「過激なだけのホラー」というのが何を指すのか分からない。友成純一? 平山夢明? 他に何か思いつく? 牧野修? 田
中啓文? まさか渋く飯野文彦か?
それらが「過激なだけ」かどうかは措くとして、少なくとも「もういらない」なんていうほどないよ、過激なホラー。ていうか、ほとんどない。
まあこういう、それまでのジャンル作品を貶すことで新しいものを称揚しようとする物言いは、たいていジャンルに興味がないか、よく知らない人がやらかす
ことなんで、気にしなければいいんですが、正直なところむしろ
おためごかしのホラーはもういらない!
破壊的想像力が内面的恐怖を吹き飛ばす
という心境です。
人間(こちら)の事情なんかお構いなしに、徹底して蹂躙し尽くす非人間的な恐怖――ああ、いいなあ。
『悪魔のいけにえ』でも観ようか。
9月3日(金)
え〜、昨日の日記中、デリマ選手が「鳥のよう」だったという表現を云々しましたが、本当に手を広げて
ゴールしてきたのね。こりゃ失礼。
いや俺の中では、ニワトリかダチョウみたいにひょこひょこ現われた姿が勝手に出来上がってたのよ。
でも、これは鳥じゃなくて、小川の飛行機ポーズを真似したんだな。そうに決まってる。
東京新聞読者欄より。
新学期が始まると、不登校になってしま
う子どもたちが多いという。今まで自由気ままに過ごしていた時間を規則正しい生活に変
えることは確かに大変だと思う。
こんな話を聞いた。アウシュビッツ収容所でたくさんの人たちが死んでいったが、わずか
に生き残った人たちに共通していたのは、毎日の営みをていねいに繰り返していた人たちであったということだ。希
望を持ち、毎日のささやかな営みをていねいに続けることが生きる意欲につながる。
私の場合、毎朝、缶コーヒーを飲むことや川沿いの道を歩いて通勤することや仕事帰りにビールを飲むことなどがひそかな楽しみになっている。苦難の中にある時ほど、毎日のささや
かな繰り返しがその人を救ってくれるという。何でもいい、自分の好きなことを見つけて毎日繰り返してみよう。(51歳・
男)
一緒にすんなよ、アウシュビッツと……。しかも、さらに怖いことにこの人は養護学校教諭です。
先の参院選で自民党は
「この国を想い、この国を創る」をキャッチコピーにした。故山本夏彦氏のエッセーに「この国」という小文がある。要旨は、「なぜ日本人が日本を表現するときに、『わが
国』としないのか。『この国』とは外国人が日本を指すときの言葉だ」というものである。
いやしくも自民党は、教育現場に日の丸・君が代を導入し、愛国心をはぐくもうというのに、なぜ左翼の人みたいに、わが国のことを「この国」と呼ぶのか。自民よ、お前もか、の感を持ったものだ。
サッカーの国際試合やアテネ五輪では、これでもかと日の丸が振られた。これを「愛国心
の高揚、ひいては新たなる戦前の予兆」とする見解があった。やはり革新系の
視点である。こういう言論が自由なのは、日本が独裁国家でない証拠だ。
日本は、今、いわば選択的に国民であったり、なかったりする変わった国だ。国民であろうとする者は、愛国心を持ち、日の丸を振り、君が代を歌う。国民で
あろうとしなければ、日本を「この国」と呼び、外国人みたいに国旗国歌に見向きもせず、
日本国の象徴(憲法1条)である天皇を尊敬しない。
スポーツをするときだけ日本人にな
る人々を含めて、今の日本の思想の自由は幅が広く、理想的な自由の国だ。
私は、日本は憲法9条さえ守っていれば、世界で1つだけの幸せな国だ
と思っている。なのに、自虐的な国家観を持つ人が多すぎると思う。一体どこに、国内総生産(GDP)世界2
位、読み書き計算のできない人はおらず、戦争にも無縁、表現も自由で独裁国家でない国があろうか。否定ではなく、肯定の目でわが国
を論じる風潮を望みたい。(会社員 西崎洋平 35歳/神奈川県 三浦市)
いや、あまりにひどいので本名も晒しておこう。
でも、ひょっとしてこれが一般的な「会社員」のレベルじゃないだろうな? もしそうだったりしたら、俺は到底「この国」を「肯定の目」で「論じる」こと
なんかできねえよ。
でも、9条は堅持か。わけわからねえ。同い年だよこいつ。勘弁してくれよ、ホントに。
同TV欄より。
オリンピック選手のCM起用についての記事の中で、CM総合研究所の関根建
男代表は北島康介のことを
勝ちっぷりの良さとルックス。若いのに薄っぺらくなく
鮮やか。彼が登場すると、信頼性が無言の
うちに付加され、CM効果は確実。
泳ぎ終わった時のスタイル、表彰台の姿は完成度が高い。テレビ的イメージを濃厚に伝えていた。
と絶賛。
正気か? それとも、ひょっとしてこれが一般的な視聴者のレベルじゃないだろうな? もしそうだったりしたら(以下
略)
というわけで気になって調べてみたら……。
読売新聞より。
『ヴィレッジ』の
パ
クリ疑惑が高まる中、来日中のシャマランは無実だと言い張ってます。
「(『嵐が丘』の映画化オファーが来て)時代物であり、ロマンスである点に強く
ひかれた。監督依頼が来たのは、サスペンスや超自然的な要素もあるからということだったので、より独特な
ものを自分で書いてしまおうと考えた」
同時に「キング・コング」のような怪物ものにもひかれていたため、一つの作品として合体させたという。「妻に自作のアイデアを話すたびに、『何、それ?』って驚かれる。もちろん、
今回も」
「最初から驚かそうと思って作っている訳ではない。物語を掘り下げていくと、結果的に
そうなる」
だが、そんな作風は思わぬ反応も引き起こす。
「内容を探ろうと脚本を盗みに来たり、撮影現場に侵入しようとしたり。躍起になってくれるのは、ありがたいんだけどね」。
発表後は既存の映画や小説との類似が指摘され、盗
用を訴え出る人も。「ヴィレッジ」でも、いくつかの作品名が“元ネタ”
としてとりざたされている。
それを伝えると、
「その中に影響を受けたものはない」
ときっぱり答え、女性と医者を巡る物語を即興で語り始めた。内容は、やはり奇想天外。
「でも、この即興話だって聞いたことがあるという人がいるはず。世界中にこれだけ多くの人がいるのだから」
もっとも、34歳の監督が今、この作品を手がけた理由を聞けば、独創的なメッセージが感じ取れるはずだ。
「自分は、もう子供ではない。家庭を築き、仕事も軌道に乗っている。でも、一方では、子供のままでいたいとも思う。しれつな社会に生きているからこそ、純
粋な部分を残しておきたいと。この物語は、そういう願望から生まれたんだ」
こりゃ心証としては真っ黒だな。記者(恩田泰子)は犯人隠匿。
ちなみに、「独創的なメッセージ」って何よ?
ス
ポーツナビより。
昨日のハッスル・ハウスにて、高
田総統より54日間の出場停止を言い渡されたオーちゃんだが、めげずに
総統退場後、小川は観戦中の元サッカー日本代表FW城
彰二(横浜FC)をリング
上へ招いた。ゲストは
「Jリーガーの城です」
とあいさつしたが、そのさわやかさが会場にな
じまず、ブーイングを浴びるという悲しい事件もあった。(スポーツニッポン)
いいぞ。それがプロレスだ! さわやかさなんてくそくらえ!
9月2日(木)
東京新聞読者欄より。
アテネ五輪のマラソンでブラジルのデリマ選手を妨害し、金メダルの可能性を奪った自称、元司祭の男に執行猶予付き禁固1年と、罰金3千ユーロの
判決が下されたが、デリマ選手はこの4年間、いや一生を通して努力という忍耐をしてきたわけである。それに対して犯罪者が1年間の忍耐(それを理解できる考えを持てるのか?)というのは軽すぎるのではないだろうか。
犯罪のニュースを聞くたびに思うのだが、他人の人生を奪った者が、刑務所であろうが、自らの可能性を残したままで、人生を過ごすわけだ。理不尽ではある
が、私たちはそれほど人間を信用できる社会をつくり出せているだろうか?
だが、デリマ選手のあの鳥のようにゴールに現われたすがすがし
い姿に、彼の走ることに対する人生の姿勢が見て取れた。あそこまで冷静にただ生きている幸せな表情を見たのは最近の社会ではなかったことである。(24歳・女)
いやまあ、元司祭も元司祭なりに、悪魔から世界を守ろうと一生を通して努力しているわけだから……。
投稿者の文章もなんだか支離滅裂ですが、とりあえず最近いいことが全くないんだな、というのはそこはかとなく分かります。
それにしても“鳥のように現われた”って……。
同TV欄投稿より。
新「慶
次郎縁側日記」(8月27日・NHK)を楽しみにしていたが、ストーリーが暗いので地味で面白みがな
く、がっかりし
た。主演
俳優の顔のアップも長すぎる。第1回からこんなにつまらなくては、
今後が思いやられる。時代劇ファンとしては、もっと情緒と美しさがほしい。(83歳・
女)
「救命士・牧田さおり緊急出動!」(8月28日・朝日)は、とかく問題
になっている美容整形に正面から問いかけるドラマで面白かった。主人公と美容外科医
師との人間関係もよく描かれていた。ただ、美容外科医師役の女優が暗すぎたの
が気になった。役柄とはいえ、もう少し表情に変化がほしかった。(61歳・
男)
「はぐれ刑事純情派」(朝日)に新しく加わった若手刑事の長髪には不快感を
抱く。同じく新メンバーの国広富之演じる刑事と
は対照的だ。ミュージシャンでは
あるまいし、もっと若々しく清潔感のある髪形にしてほ
しい。そんな目で見るせいか、ドラマの面白さも半減した。(70歳・女)
年寄りは細かいところに口うるさいのう。あと、暗いのはダメ。
ス
ポーツナビより。
銅メダリスト直伝のタックルで勝負だ “平成の金狼”矢野が原点回帰 !?
五輪・銅メダリスト直伝のタックルで勝負だ。新日本プロレスの矢野通が31日
に日本大学の先輩でアテネ五輪・レ
スリング男子フ
リースタイル60キロ級で銅メダルを獲得した井上謙二(自
衛隊)と再会。3位決定戦に勝った後、駆け寄った富山英明監督に思わずタックルしてしまっ
た井上
は、矢野に
「気が付いたらタックルをしていた」
と無意識に技を仕掛けていたことを明かしたという。最近では一升瓶と唐傘を持ってリングに上がり、相手やレフェリーに酒を吹きかけたり塩をかけたりと、
すっかり悪役レスラーとなった矢野だが、先輩・井上の言葉で原点回帰。
「オレも井上先輩みたいに無意識にタックルに入るかも」
と話し、持っていた一升瓶を路上に置くと、大学時代に井上から教わった片足タックルを何度も反復してみせた。
人間兵器だな、井上。
今日のハッスル・ハウスVol.2に出場したザ・デビルピエロ1号&2号の兄弟には、なんと高
田総統曰く
「両親が殺され、サーカスに売り飛ばされたという悲しい過去がある」
とのこと。
試合後バルコニーからリングを見下ろす総統は、小川にVSヒョードル戦の採点を無慈悲に下す。
高田総統 (小川の発言を無視して)では、採点だ。みんな、モニ
ターに注目してくれたまえ。(モニターに小川vsエメリヤーエンコ・ヒョードルの模様が流され、採点数字が回転。最後は「オーちゃん、3点」の音ととも
に3点と表示)
小川 何が3点だ、この野郎。失礼な……。
“絶句”って感じが素でいいです。
9月1日(水)
仕事の合間にネット上を流していたら、菊地御大が今夜、ロフトのイベントに
出演するとのこと。なんでも、いろんな職業の人から「肥やし」になるような話
を聴くという、『はたらくおじさん』か「おしえて!えらいひと」のような企画らしく、“普通”の人たちの間で所在なげな御大の姿を想像すると、こりゃ観に
行かねば、ということで出かけてきました。
『「肥やしの人」〜立体職業図鑑〜』というこの企画、益子直純と藤
谷文子を司会に、ゲストの1人目はロフト創始者の平野悠氏。世界中を放浪していた時の
話で、
「世界中のバックパッカーに名の通っている難コースのひとつがサ
ハラ砂漠縦断」
というのはムダにスケールがでかくていいなあ――っていうかもう「探検」
だろ、それ。
今考えているのが“サブカル・キャバクラ”というのもOK。
「例えば、明日は鉄道オタクのアヤちゃんが出勤――て聞くと鉄道オタクたちが集まって、アヤちゃんを囲んで鉄道の話を――」
素晴らしい! 男の夢ですね。
さて、2人目のゲストが御大。気を遣っていろいろ喋る両脇の司会にふんふんと頷き、時々口を挟む程度のはにかみ屋さんな御大に、益子直純がいきなり奇襲
攻撃
だ!
「俺、全てのものを創る人たちに心からお願いしたいんですけど――『未完』だけはやめてほしい!」
ギクリとする御大! さらに藤谷文子が追討ちをかける。
「でも、菊地さんにはそれはない気
がする」
思いもかけぬ天の声に、死ぬほど笑うごくごく一部の客。針のむしろで簀巻きにされて、階段から転げ落とされたようなもんである。ただ、当人はすでに痛覚
が麻痺しているのではなかろうか、という一抹の不安が……。いや、信じてます
けどね。
そして3人目のトリは、JAXA(ジャクサ)=宇宙航空研究開発機構の主任開発部員・野田篤司司令。いきな
り
「いや、ひまわり4
号と5号には愛着あるんですよ」
は普通の人間には言えないよな。それに引きずられて司会の方も
「好きなロケットと
かあります?」
「それはもう、やっぱりサターン5型が」
などと宇宙的なスケールのオタク発言連発。他にも、打ち上げ前の朝礼でごく普通に
「はい、今日の作業――全部危険で
す。間違えたらみんな死にます」
とミーティングするとか、つき合ってた彼女に
「今月はボイ
ジャーが海王星に近づいてるからデートできるよ」
と宣言したとか(別にそういう方面の人ではない。電波の観測を確実にするため、打ち上げを自粛するようNASAから要請されて暇になったんだそうな)、衛
星に菊
地桃子の名前をつけちゃう奴とか、とにかく非常に気の大きくなるコーナーでした。
東京新聞「こちら特報部」は、政府・与党が質問主意書を制限しようと企ん
でいる件についての特集。取材を受けた官僚たちは
「あれほど面倒なものはない」
「議員会館で直接、説明すれば十分で終わりそうな問題でも、紙(答弁書)で答えるとなると、用語の解説か
ら調べ直さなければならない。国会答弁の方がもっといいかげんで、修正もきく
から楽だ」
「野党の先生の中には、大臣の答弁の言葉尻をとらえて、揚げ足をとるような質問を出す方もいる。それでもき
ちんと書いて出さなければならない」
「『てにをは』の調整で徹
夜になることもある」
仕事だろ、お前ら!?
ス
ポーツナビより。
桜井マッハと菊田が熱唱ライブ!
PRIDE武
士道を主戦場に活躍中の桜井
“マッハ”速人と、パンクラスGRABAKAの総大将・菊田早苗が
緊急合体! マッハのファン感謝イベントでライブを行い、ビートルズの「レット・イッ
ト・ビー」を熱唱した。桜井マッハは、格闘技の師であ
る木口宣昭氏から習ったギター、小学生の頃にピアノを
習ったという菊田はキーボードをそれぞれ演奏。
都内・御徒町のダイニン
グ・バー「アコースティック
ダイニング F」に集った限定40名のファンを酔わせ、大喝采を
浴びた。
「格闘技の師」から何を習ってるんだ? 「限定40名」というのも微妙です。
一方、選手生命を賭けた右肩手術のため、ZERO
−ONE戦線を長期離脱する破壊王・橋本真也は
昨31日、もしかしたらこれがプロレスラーとして最後の試合になるかもしれないNWAインターコンチネンタルタッグ選手権において、そのブッ壊れた右肩から執念のケサ斬りチョップ15連
発!
「オレがいなくて、やれるもんならやってみろ。いない間に万が一なくなってもし
ようがねえ。悔しい
けど後悔はない」
と絶叫した。その気持ちに応えて、エース橋本のいないZERO−ONEを先頭切って支えていくことを熱く決意した男気野郎が、大谷晋二郎と
フリーの大森隆男だ!
後継者はその思いを受けて立つ。大谷は
「オレたちがいるから大丈夫だって大森が言ってた」
と激白タイムをバトンタッチした。渡された大森は口を開いた瞬
間、重ねた新聞紙につまずいた。
やや不安は残るが、新体制は発足した。弁が立つ人&立たない人、イケメンの人&それなりの人。互いを補い合うこのコンビに
よって、明るい未来が見えるかもしれない。(スポーツニッポン)
いいぞ! この大振りな凸凹度合いこそがZERO−ONEだ! 大丈夫!
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